居酒屋開業において、
「融資が通るかどうか」は
重要ですが、
**それ以上に重要なのは“誰に相談するか”**です。
特に福山市で開業する場合、
地方銀行よりも、
信用金庫を軸に考えた方が現実的
というケースは少なくありません。
今回は、
資金額の話だけでなく、
金融機関の選び方そのものを
実務目線で解説します。
1️⃣ 福山市で居酒屋を開業するのに必要な資金額
まずは基本から。
開業資金の目安(福山・居酒屋)
| 規模 | 開業資金目安 |
|---|---|
| 小規模(20席前後) | 700万〜1,000万円 |
| 中規模(30〜40席) | 900万〜1,300万円 |
| 郊外型(40〜60席) | 1,100万〜1,600万円 |
※駅前・昭和町・郊外で差が出るのは
内装費/保証金/家賃/駐車場条件です。
2️⃣ 「初期費用」より怖いのは運転資金不足
開業資金で最も軽視されがちなのが、
運転資金です。
必ず確保すべきもの
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家賃
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人件費
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仕入れ
-
水光熱費
👉 最低3ヶ月分、できれば6ヶ月分
福山市の居酒屋は、
軌道に乗るまで時間がかかるケースが多いため、
運転資金の余裕=精神的余裕になります。
3️⃣ 自己資金はいくら必要か?
融資相談で必ず見られるポイントです。
現実的なライン
-
開業資金の 20〜30%
-
例:1,200万円なら250〜350万円
重要なのは、
「多いか少ないか」より
コツコツ貯めてきた履歴があるか。
見せ金は、ほぼ見抜かれます。
4️⃣ 融資先はどう選ぶべきか?【重要】
結論から言うと
**「公庫+信用金庫」**が、
福山の居酒屋開業では最も現実的です。
5️⃣ 日本政策金融公庫は“入口”
特徴
-
創業実績ゼロでも相談可能
-
飲食店開業の事例が豊富
-
返済期間が長め
👉 最初に相談すべき金融機関
ただし、
公庫は「地域密着の伴走者」ではありません。
6️⃣ なぜ「地方銀行」より「信用金庫」なのか?
ここが今回の一番重要なポイントです。
地方銀行の特徴
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数字・実績重視
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本部判断が強い
-
創業融資には慎重
👉 「これから始める人」には厳しめ
信用金庫の特徴(福山市の場合)
-
地域密着・顔の見える関係
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創業支援の経験が豊富
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「人」と「事業の背景」を見てくれる
-
開業後の相談もしやすい
👉 居酒屋開業との相性が非常に良い
特に、
-
昭和町・駅前・郊外での飲食実績
-
地域経済への貢献度
こうした点を、
数字以外の視点でも評価してくれるのが信用金庫です。
7️⃣ 信用金庫が向いている人の特徴
✔ 地元で長く店を続けたい
✔ 福山市内での開業
✔ 小〜中規模の居酒屋
✔ 経験はあるが、法人実績はない
この条件に当てはまるなら、
最初から信用金庫を視野に入れるべきです。
8️⃣ 融資面談で見られるポイント(信用金庫編)
信用金庫が特に重視するのは👇
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なぜこのエリアなのか
-
なぜこの規模なのか
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無理な借入になっていないか
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継続できる事業かどうか
👉 「地に足がついているか」
派手な売上計画より、
現実的で守りの数字の方が評価されます。
9️⃣ 補助金・助成金はどう考えるべきか
結論から言うと、
当てにしすぎないことです。
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後払いが基本
-
入金まで時間がかかる
-
書類負担が大きい
👉 補助金は“取れたらラッキー”
資金計画の軸にはしない方が安全です。
🔑 資金計画で一番大切な考え方
✔ 借りられる額ではなく「返せる額」
✔ 初年度は攻めない
✔ 余裕は最大の保険
居酒屋経営は、
資金に余裕がある人ほど判断を誤りません。
🧠 第4回まとめ
-
開業資金は「初期費用+運転資金」で考える
-
自己資金は20〜30%が目安
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公庫は入口、信用金庫は伴走者
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地方銀行は「実績が出てから」でも遅くない
📌 第5回予告
居酒屋のメニュー設計と原価管理【福山版】
・原価率30%の作り方
・利益が残る酒と料理
・福山で“実際に動く価格帯”
***** つづく *****

