② 撤退判断が遅れると、何が起きるか
例えば、
月商250万円
原価35%=87万円
人件費30%=75万円
家賃20万円
その他経費30万円
→ 手残り38万円
ここから借入返済が月25万円あれば、
実質13万円。
これを「頑張れば戻る」と続けると、
半年で資金ショートします。
10年続く人は、
この状態を3か月で見切ります。
撤退=失敗ではなく、
深追いしない判断力です。

③ 2号店を出して失敗するパターン
福山でよくあるのが、
1号店 月商350万円・利益60万円
↓
「いける」と思い2号店出店
↓
借入1,500万〜2,000万円
↓
両店とも人手不足
↓
味が落ちる
↓
両方弱る
1号店の黒字が、
2号店の赤字を支える構図。
結果、両方閉店。
拡大は成功ではありません。
“自分の目が届く範囲”が、最強の経営サイズです。

④ 規模を追わない店は、強い
福山で10年超えている店は、
-
席数20〜30席
-
夫婦+アルバイト1〜2名
-
メニュー40品以内
-
定休日あり
無理をしていません。

月商300万円で、
利益50万円残る体質。
年600万円手元に残れば、
10年で6,000万円。
派手な多店舗展開より、
よほど健全です。

⑤ 撤退ラインを、最初に決めているか
開業時に決めておくべきことがあります。
-
月商250万円を3か月連続で下回ったら見直す
-
手元資金が3か月分を切ったら縮小
-
借入返済比率が売上の10%超えたら警戒
これを決めずに始めると、
感情経営になります。
10年続く人は、
“やめどき”を決めてから始めています。
⑥ 酒屋の立場から、ひとつだけ
長く続く店は、
仕入れ先に価格だけを求めません。
-
売上が落ちたとき相談する
-
原価を一緒に見直す
-
利益が出る酒を一緒に考える
経営の話をする店は、続きます。

価格交渉しかしない店は、
だいたい資金が苦しい。
これは現場で本当によく見ます。
⑦ 福山で10年続くための結論
・月商300万円で十分
・家賃は売上の7%以内
・人件費25%以内
・原価30%以内
・借入返済は売上の8%以内
このバランスが崩れなければ、
10年は現実的です。

大きくなくていい。
潰れないことが、最大の成功です。

最後に
福山は、大都市ではありません。
でも、
丁寧に商売をすれば、
ちゃんと残れる街です。

拡大しなくていい。
見栄を張らなくていい。
借入で勝負しなくていい。
静かに、堅実に。
